タイムスリップ?_

ビッケのフィギュア

まさかこの歳になって、若き日の仕事の思い出に浸れるとは…
第18回キンダー・フィルム・フェスティバルでの、
「小さなバイキング ビッケ」の実写版映画の鑑賞です。
役者さんたちが、あのころのアニメをそのまま演じてくれてるから嬉しくなってしまう!
でも、なんで「今」なんだろ(笑)。
監督が(あ、これドイツの映画ね)子供のころ、このアニメを見て育ったっていうんですけどね。
「オリジナルアニメシリーズのチャーミングな部分を残しつつ、リアルな冒険映画を作りたかった」
と述べています。
登場人物や舞台背景、衣装もまったくアニメそのもの!違和感は無し。ここまで徹底するとは凄いですねぇ。
ストーリーや演出は、正直今ひとつ?だったけど、自分もスタッフの一員になった気分の、摩訶不思議で実に楽しい85分間でした。
ほぼ満席の観客も(「ビッケ」を知らない子供たちのはずだけど)笑いに満ちていましたね。
特筆は、舞台袖で声優さんたちがその場で吹替えしたこと!
(もちろん、オリジナルアニメの声優さんじゃないけれど)
原語音声のボリュームを低く抑えて、そこにかぶせる形で日本語をのせる。ちょっと聴きづらいところもあったけど、チャレンジですねぇ!!!ブッツケ本番、NG出せないしね。
フェスティバル限りの上映ならば、(字幕版も吹替え版も作らずに)この方法をとるしかなかったのでしょうね。
他の2本の短編も同様の方法でしたし。

右上の「まいごのペンギン」(イギリス)
右下の「ジョアンニのご自慢のパパ」(イタリア)です。
共に上質のアニメーションでした。
昨日は渋谷「青山劇場」だったけど、「ビッケ」は調布であと2回(20、22日)の上映があります。