一夜明けて、_

まんが日本昔ばなし」関連のブログや掲示板に「節分の鬼」絶賛の嵐!ですが、一部のコメントに「脚本が凄い」とありましたのでちょいと反論(?)を。
この番組、後年の一部の作品を除き、「シナリオ」は有りません。一般流通出版物、各地に伝わる文献資料などを基に各演出家が、担当するその話を自分の中で再構築し、10分40秒の絵コンテにまとめ上げるのが基本です。「文芸」としてタイトルに載っている方は、絵コンテに書かれた演出家のナレーションや台詞の細かなニュアンスに手を加えるのがお仕事。番組全体の語り口調などを統一するために存在しているのであって、この人がシナリオを書いたのではありません。「脚本」との違いがそこにある訳です。来週の「あさこ・ゆうこ」に出てくる人名、地名などは私が絵コンテに書いたものをそのまま使っています。どうぞ、その点をご理解くださって、この話をここまで昇華させた演出の小華和さんにこそ、その賞賛を是非に!と、思った次第です。