「劇眼漫歩」拝受_

「劇眼漫歩」33号

「懐漫倶楽部」の季刊誌「劇眼漫歩33号」がメール便で到着。今回の表紙は渡辺脩己さん。失礼ながら会の皆さんとは交流が未だなので、どのような経歴の方なのかが…。しかし、この流麗なペンタッチといい、コマの構成といい、プロの漫画家さんに違いない。私にはこういったテクニックが皆無なので、憧れちゃいますね。巻末の言葉によると、「なにがしか描いて」いないと「手」がだんだんと「忘れてくる」ような気がした。描いている行為が「リハビリ」のような感覚です。とのことですが、いやぁ、凄いや!
会長の高橋さんから、私にも来年のどこかの号で表紙を描くよう言われているのですが、こりゃプレッシャーを感じますね。
誌の今回の内容は、さながら「長谷邦夫」特集号です。巻頭から三十数ページほどが長谷パロディー作品の関連記事。この会と先生のつながりが感じられる面白い企画でした(ヨイショばかりじゃないところがいい・笑)。
横山まさみちの独眼日記。23歳の時の出版社との原稿料の交渉の様子など、具体的な描写が実に生々しい!貴重な記録ですねぇ。
勝川克志さんの「のんき新聞」内で、私的メッセージ発見。「樋口さんには一度お会いしたことがあります。ご無沙汰してます。その節はありがとうございました」って。
これは昔、阿佐ヶ谷(荻窪だったか?)の喫茶店で勝川さんのミニ個展?があり、それを訪ねた時のことです。ちょうど永島慎二さんと和田慎二さんもいらして、お話させてもらった。永島さんは虫プロ時代、少しだけですがお付き合いさせていただいたので、話のきっかけはそこから。勝川さんとは初対面でした。実は、彼と私のカミサンとは古くからのお友だちなのですよ。だから、ちょっとばかり照れ臭かった。「私が彼女の旦那です」って言い出すのがね(笑)。これからもどうぞよろしく。
今号も、実写版「まぼろし探偵」の記事、天馬博士のこと、魔神ガロン、と懐かしい話題満載。あとは漫画図書館「青虫」ルポも嬉しい記事でした。