最後の作品_

「いじわるじじい・せっこきばばあ」キ

ちょっと集中して構成に取り組んでたもので…なんて、二日続けて日記を書かなかったのは、私にしては珍しいかな。
現在、雨と曇りのどんよりした天気がつづく中、一歩も外に出ず、閉じこもってのお仕事中。いつの間にか、今年も残り一ヶ月だものなぁ!年内に構成の目途付けて、来年頭から作画の体制に入らないと、また遅れてしまう…。
で、今日は私が担当した最後の「まんが日本昔ばなし」をご紹介。
S59年7月の放送の「いじわるじじい・せっこきばばあ」です。凄いタイトル(笑)。
落語の「長短」のように、性格はまるで正反対、年中ケンカしてるように見えるけどホントは仲が良い、っていう取り合わせです。作画も私で、動画までのほとんどを一人で描いたんじゃなかったかな…かなり枚数かけたし。のんびり屋のばあ様と、いらつき屋のじい様の対比を、けっこう楽しんで描いた記憶が残ってる。
ある日、あまりにも気の長〜いばあ様に対して、じい様はついに切れて家を出て行ってしまう。意地を張って戻らないじい様に、ばあ様は「これをじい様に」と使いの者に「山椒の木」を渡すのですが、この意味は「木の山椒→きさんしょう(帰ってきなさい)」という意味。アニメでこういう説明するのは、ちょっと苦しいですねぇ(笑)。
このばあ様のキャラモデルは、私の記憶の中の祖母(ばあ)さまか?。あ、違った!私の祖父母は「いじわるばばあ・せっこきじじい」だった(笑)。
この話も、サイト「まんが日本昔ばなし大辞典」のトラウマ倉庫をどうぞ。
http://mannichi.hp.infoseek.co.jp/
※2011・11・1追記
正確な作品タイトルは「いじわるじじい・せっこぎばばあ」と、「き」に濁点が付くのでした。
このあたりの事情は、2011・11・1の日記をご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/manga-do/20111101