「のらくろの風」_

西岡光秋さんが東京新聞夕刊「文化」欄に「のらくろの風」と題したエッセイを。
三十歳前後の若者が自宅に飾ってある「のらくろ」の色紙を見て「あっ、のらくろ」とちいさく叫んだ。そんな若者がのらくろを知ってることに、私のほうも驚いた。…っていうものなんですけどね。
読んでいくと「童画家の弟がくれた田河水泡の色紙」とあります。あれ?西岡…あ、西岡たかしさん(月刊『広場』仲間で、タツノコ時代の先輩)のお兄さんだ。そういえば「兄貴は詩人」と聞いていたんだっけ。写真も載っていたので、この人が…とよくよく見れば、田河水泡だった!あらら。
西岡さんに電話したら「さっき、新聞買ってきたところ」だって。
田河水泡の高弟だった永田竹丸さんからプレゼントされた中の一枚、と書いてあるけど、ご本人から貰ってもいるんだよ。説明するのも面倒だからさ。写真は兄貴もがっかりしてた。自分のじゃないって、ハハハ」なんて。