装丁だ!_

「グリム童話」Ⅰ装丁

タイミング良く、装丁見本がメール画像添付で到着。さっそくに公開(今、せっせと印刷中?)。
製本されたものは5月2日に出来上がるそうです。作業は早いなぁ…
これは「パウル・クレー」の絵ですって(銅版画かな)。おいおい、やけに格調が高いぞぃ!さてもクレーとグリムの取り合わせにどのような意味合いが(クレーはドイツに暮らしたが)…深読みは不要かしら?鈴木さん。そう、装丁デザインは鈴木成一デザイン室です。
巻頭にドイツ文学・翻訳家の池田香代子さん、巻末に日本グリム協会会長の橋本孝さんの解説をいただいている。
文庫化の経緯を説明しておきますと…
これは2002年1月に刊行開始された「まんがグリム童話」(講談社ソフィアブックス・全6巻)が元本で、2005年秋に取り扱い停止(いわゆる絶版)となっていたもの。「ソフィアブックス」という単行本シリーズそのものが市場撤退という事情もあったのでしょうが…いやぁ、無念でした。当著には、数年後には文庫化という計画がありました。しかし、取り扱い停止は「スイマセン、予想外です」。
第1巻の刊行から丸5年が経過ということもあるので、この際、別形態での刊行を考えようと行動(営業)開始。
講談社も応諾でしたが、諸条件に幾分かの差があり、大和書房の「だいわ文庫」からの刊行となった次第。
「だいわ文庫」はこの2月に創刊1周年を迎えたばかりですが、今、とっても元気な文庫と評判です(仲間入り、ラッキー♪)。
既出53話にオリジナル3篇を追加して、全56話(計1412ページ)が完全収録されます。全6巻を全3巻にまとめたので、文庫本としてはけっこう分厚くてボリューム感があるかな(各巻500ページ弱)。是非ともお近くの書店でお手にとって見てくだされませ。お値段もグッとお求め易く設定しておりますので…お買い得、ね。
一昨日の「金の鍵」は、Ⅲ巻の最後に載ります。もちろん、Ⅰ巻の頭はKHM1の「カエルの王さま」ですね。