作画監督考

ふと、作画監督について…
朝ドラ「なつぞら」では、なっちゃん作画監督になっての、その大変さが描かれている(「キックジャガー」って・笑)。
作画監督、いかにも重責です。
虫プロの「あしたのジョー」なんて、3人(A・S・Kさん)体制だったものねぇ。
東映動画タイガーマスク」は社内(Kさん)と社外(K・Mさん)で別だったか。
いずれにせよ、原画マンたちが描くそれぞれの絵(各人クセあり)を、統一したタッチに合わせねばならない。
「こんな原画、使えねぇ!」「キャラがまるで別人だろが!」

終日、せっせせっせと修正に励む…
もちろん、芝居の組立てのチェックも必要だし、演出の眼も当然備えていなければ。
職種として、一目も二目も置かれる存在でしょう。
残念(?)なことに私はシリーズ全体の作画監督歴は無い。
そもそも、他人様の絵を直すなんておこがましいのであります(笑)。
でも一応、プライドとしては…ね、シリーズもので、自分が作画を受け持った話の作監は私自身。
例え担当が半パートであろうと、残りの分は私が責任を持つ。
つまり、各話のお任せ作監はずいぶんと。
原画マンとして、そこそこキャラは合わせられるっちゅーの♬
全員がクセ無く上手けりゃ、作画監督なんて不要なのさ!!!
……という、これは昔々のシンプル・一本線のアニメ時代のお話です。
今のアニメには、まるで当てはまりませんな。
なんたって、キャラクターデザインがハンパなく複雑・緻密・至難だ。
これじゃ描きこなせないよね、原画マン
昨夜、
その作画監督歴が凄~い友人Sと、某市某所で腰据えて呑む♬
振り返れば半世紀ものお付き合い(タメ)、懐かし話の数々に泣き笑い…
出版社から印税支払報告書の到着(少なッ・笑)。
おっと、プレゼンのキャラNG、再稿だぃ!!!