逆版の実例。_

「まんがグリム童話」<白雪姫>より。

昨日お約束した、私が韓国サイドに要請した「コマの左右入れ替え、すべて逆版にすることでない処理」というのは画像のような例です。小さくてゴメン!これはお妃が白雪姫の(であると信じて)臓物を食べる場面。いきなりこんなシーンで申し訳ない。これは私のマンガでは(超)リアルに描いた部類なのですョ(笑)。「へー、こんな絵も描くんだぁ」というプレゼンだと思ってくださいませ。元がアニメーターですから、職人として、お話に合わせた描き方を選ぶのであります。だから、ときには台湾版の表紙(5日付)にあるような絵もね!
ま、くどい言い訳はともかく、逆のめくりにもかかわらず、原稿を裏返さずに、上段の左右のコマの順番だけを入れ替えていますね。これならば(デッサンの狂いも気にせず…)元のイメージが守られているのではと思います。但し、読者の大きな<視線の>流れには多少問題が残るのですけれど…(スイッチバックというか…)。
ナレーションがハングルで横書きになるので、縦書きの日本語の部分が一部空白になってしまいます。ひどいケースだと誰かが勝手に描き足してそこを埋めちゃうんですが、今回はそのままですね。吹き出しも本来なら縦をつぶして、横に膨らましたいところでしょうが、こればかりは仕方がない。擬音は消して描き直してあります。
と、いうことで、「裏返し」はまた明日だ!