高校に入ると、親父との関係ですっかり映画ファンにもなっていた私は、「映画の友」や「スクリーン」「映画ストーリー」といった当時の映画雑誌も愛読書に。（「キネ旬」はまだ難しい！）それらの中には、読者投稿による＜スターの似顔絵コンクール＞の小さなコーナーがありました。週刊朝日の「山藤章二の似顔絵塾」のはしりみたいなものですね。デフォルメしたものが主流の「映画の友」。他はリアル路線だったかな。
私も中学時代で卒業していた筈の投稿熱が頭をもたげて、男優、女優の区別なくせっせと描いては投稿しましたっけ。何回か入選したけど、残念ながら手元には残ってないのでお見せ出来ません。本屋さんで立ち読みして「あ、載ってる！」「ダメだった…」ってやってました。載った時ぐらい無理してでも買っとけばよかったのにね。中学生の頃も、各マンガ雑誌のマンガ似顔絵コーナーでは＜出せば載るのが当たり前＞みたいな状態だったから、それらも一切買ってないんです。すべて貸本屋さんを利用して、確認して、それで満足してました。つまりは投稿マニア「荒らし屋」だったんですね（これは自慢なのか？）。
その代わり「習作/女優の眼」なんて物が残っていたのでご開帳(はがき縦半分のサイズに薄墨で描いたもの）。これらの元ネタは貸本屋さんからでなく、親父（この頃は「目黒スカラ座」で支配人やってた）が持ち帰ってくる、ＭＧＭやパラマウントといった洋画カレンダーからの模写です。何せ私が１６歳か１７歳の頃の物ですから、そこは割り引いてご覧くださいませ。女優さんも今ではオールドネームばかりです。さてお分かりいただけるでしょうか？評判次第で短期集中連載！
上からアン・マーグレット、オードリー・ヘップバーン、バーバラ・ラッシュ、
キャロル・ベーカーです（abc順。既にそのつもりだ！・笑）。
