8月15日_

終戦記念日の今日、朝9時からNHK教育でアニメ映画「対馬丸」を放送していた。
集団疎開で本土に向かう沖縄の子供たちの船が撃沈され、多くの犠牲者が出た悲劇を描いている。もう随分と前にグループ・タック小林治さん監督で作ったものだ。以前にも放送したことがあり、私もその際に録画したものを持っているが、ザッピングで冒頭部分に遭遇、ついそのままリアルタイムで見入ってしまった。小林さんの抑え気味の演出が冴えている。主要スタッフは亜細亜堂一色。「まんが日本昔ばなし」の個人プレー(?)とはちょいと違って総力挙げてのスタジオの実力を見せてます。やはり凄い人たちだ。声は「ごんぎつね」と同じ田中真弓さんとテアトルエコーの連中ですね。
私がアニメに関わった最後の作品「トラオが行く」の舞台が徳之島ということで、8年前の夏にその取材の折、海を見下ろす丘の上に有る<対馬丸慰霊の碑>の前に立った。船は徳之島の沖合い遥かに沈んだのです。石碑には、今日のアニメのエンディングで流れた児童数百人の名前がびっしりと刻み込まれていました。ラスト、そんなことを思い出して、少しだけウルッと…。
今日のNHKは衛星第2で午後1時から「二十四の瞳」を放送となってる。さて、これはオリジナル版なのか?私の世代ではやはり先生は高峰秀子となる。いつかの日記に書いた田村高広も出てるしね。
ところで、今夜のテレビ東京「開運なんでも鑑定団」で福島県奥只見に開設された漫画図書館「青虫」が紹介されるそうです(「青虫」のことは昨日も日記に)。昭和30年代前半の貸本劇画単行本や、「ガロ」や「COM」といった雑誌がズラリそろったファン垂涎の場所。いずれ私も訪れようと思っています。ということで、忘れずチェック!