詩と絵画と音楽_

「抒情文芸」30周年記念パーティー

昨夜は「抒情文芸」創刊30周年記念パーティーへ参加。今日は朝、隣町のギャラリーへ「絵画展」。午後から近くの教会で「チャペル・コンサート」と、文化満喫!充実の佳き日だ。
昨夜のパーティー飯田橋日本出版クラブ会館で開催された。地下鉄「神楽坂」で下車。
かつて「ホワッツ・マイケル?」のアフレコで毎週通ったスタジオがあった街。懐かしいなぁ!でも、それより遥かに懐かしい昔に戻ろうとしているのであります。
パーティーは小説、詩、短歌、俳句の投稿者を対象とした「第三回抒情文芸最優秀賞」の表彰も兼ねている。ゲストも伊藤桂一清水哲男河野裕子白石かずこ早乙女貢辻井喬井坂洋子といった方々をはじめ、詩人、出版関係者がたくさんいらした。女優の丘みつ子もいたな。二百数十人の参加者で大賑わい。今年の詩部門の受賞者は、TVで企画された番組「詩のボクシング」でも優勝した、うにまるさん。私は、たまたまこの番組見てたので「へぇ〜」でした。挨拶やら表彰式やらが続いて、私にとっては場違いな気持ち半分だったところに、主催者の一人が声を掛けてきた。
「ひぐちさんですね、あなたが来られると知って、是非お会いしたいと言う方が」
「はぁ?」
紹介されたのは、遡ることさらに十年、「抒情文芸」の前身「灯」に載った私の詩(投稿入選作・選者は竹内てるよ)が忘れられないと言う女性。41年前、私が18歳の時に書いた詩ですぞ!暗誦してるんだって!!こんなことってあるのか?!いやぁ驚いたなぁ。この後、二次会で「抒情文芸」主宰の川瀬さんからも「私も暗誦してました」って(そんなに強烈な印象を与えてたなんて…我ながらすっげぇや!)。
その「灯」の頃の投稿仲間が数人参加されていて、その人たちから次々声を掛けられる。忘却の彼方の人たちだった筈が、会話するうちに面影ともども甦ってきた。
40年振りの再会です。彼らは私のようにドロップアウトすることなく文芸と共に歩んでいるからか、全員、自信に満ち溢れている。そりゃ詩人、歌人俳人として名を成しているのですから当然ですね。肩身が狭い気もしないではなかったけれど、私だって一時期は光ってたんだぜって、まぁ、負けずに開き直り(笑)。「今はマンガ単行本出してるよ」と宣伝しておきました。彼らの詩集がこれから届きそう。また交換です。
画像は舞台に誰もいないときを見計らってパチリ。脇に座っておられるのは伊藤桂一さんです。