おいおい_

その「まんが道」をCATVのチャンネルNECOでやってた!昨日の夜に。
<青春篇>全15話を一挙放送。たしか1年位前にもやってたなぁ…そう、今年のお正月だ。
その延長線上?か、夜中に引き続き「わが青春のトキワ荘・現代マンガ家立志伝」も。これはかつてのNHK特集の番組です。81年の放送だって。トキワ荘の住人だった方々の同窓会(「同荘会」と洒落てる)みたいなヤツ。何度か再放送もあったし、昔のまんがファンなら一度は観てると思う。私もついつい、また観入っちゃったよ(笑)。
番組は売れっ子になった多くの仲間と、ちょっと乗り遅れてしまった一人のマンガ家との対比で構成されている。新人マンガ家の(賞をもらっても)作家として成功することがいかに難しいかも描かれてます。取り壊しが決まったアパートに集まる大御所マンガ家たちは、今ではもう亡くなってしまった人々が多く、懐かしい思いに駆られます。…これはもう「伝説」の…古き良き時代…なんだろうなぁ。手塚さんの嬉しそうな姿が印象的だった。
※「まんが道」は全30話で、<青春篇>はその後半の15話。前半15話は先週に放送済みだった。でも、この大晦日には朝から全30話が一挙放送ですぞ(「わが青春のトキワ荘」も含めて)。チャンネルNECOの目玉番組なんだな!これは。でもケーブルテレビのチャンネルだから、視聴可能な世帯は少ないんでしょうねぇ、きっと。
その、手塚さんつながりで一つ。
今朝の東京新聞「本音のコラム」に藤本由香里さんが、先般、サントリー学芸賞を受賞した竹内一郎手塚治虫=ストーリーマンガの起源」の、騒動?について書かれている。私はこの本を読んでないのでコメントすることは出来ませんが、このことに触れた多くのブログで知る限り、賞を与える側の意識の底に「たかがマンガ」があることだけは確かでしょうね。選者たち自身が関心持って読んでるわけがない!当の対象本もだし、普段から「マンガ」自体をもね。ましてや「評論・研究」なんて知らないさ。だから「おー!目からウロコだ」なんてことになったんじゃないのかな?これは長年、アニメ・まんがの制作側にいる立場からの感想。日常的に「たかが」を実感してますから。最近は、まぁ理解されつつありますけどね(自嘲かよ?!)。