面白いなぁ…_

「川辺の安らぎ」30号

昨夜は泊めていただくお礼?に、Hさんが描かれた水墨画の裏打ちなどを小一時間。「書」は師範級だが、水墨画は始めたばかり。しかし、筆使いが上手いから、どの作品もなかなかのモノだ。
今日は午前中に、その彼女の「絵」を観て、昼に中華街で食事の段取り。Hさんの娘さんお二人もご一緒です。
一昨日に開通したばかりの横浜市営地下鉄グリーンラインから、東急東横線みなとみらい線直通)を利用し「日本大通り」駅下車。山下公園脇の神奈川県民ホールギャラリー「2008神奈美展」へ。ほほう、けっこう規模の大きい美術展ですねぇ、会場も広いし。
受付で出品者目録をもらう。入口近くの「油彩」の展示室を歩きつつ、Hさんの名前を確認…「(あれ?)」無い。
「(たしか公募展だよなぁ…もしや…)」不安がよぎる。
一足先に「水彩」の部屋に行っていた娘さんが戻ってきて「お母さん、あったわよ」「(良かったぁ!しかし、どういうこと?)」。
ともかく、ありました。横浜港近くの河口風景を描いた30号の風景画。題して「川辺の安らぎ」。凄い、これが初めて描いたという水彩画ですか!恐るべき82歳だ。
「Hさん、入選しましたねぇ!」そこに声を掛けてきた男性あり。同じ水彩画教室に通う方で、神奈川美術協会の会友さんですって。
訊けば、目録は無審査の会友たちの名前だけで、今回の公募の入選者一覧表は只今印刷中とのこと。公募分は昨日が搬入&審査で、入選作は昨夜に展示飾り付けが終わったばかりなのだと。選に漏れた作品はそのまま倉庫に入ってます、って。「ええ〜〜〜ッ!!!!!」「じゃぁ、展示されてない可能性もあったってこと〜?!」「そんなぁ…」Hさんの口ぶりは展示されてるのが当然の如くだったから、事前審査は終わっているものだとばかり…、そんな恐ろしい状況だったとは!
一同がビックリしてるところに主催者のお一人がやってきて、「選考結果は昨日、皆さんに直接お電話したのですが、Hさんは連絡不要とのことでしたので」「は?」
なんのことはない、Hさん、応募の際に提出する書類の、選考結果の連絡「要・不要」の欄の「不要」に○をしてたんですって。「なんだか良く分からないから、不要に○してたんだよ」だって。凄い自信だ!(笑)。
出品を勧めた絵画教室の先生の後押し(推薦?)みたいなものもおそらくは有ったのでしょうが、まぁ、なにより良かった良かった。お友達にも観に行くように連絡してたって言うんですからねぇ。
ギャラリーを出て、すぐ近くの横浜中華街「同發」で美味しいお食事&楽しい歓談。
ではHさん、5月の「あながま会」に賛助出品を、よろしくお願い致します。
…という、他人事なれど、面白い体験の記。
あ、ついでにもう一つ。受付の芳名帳にHさんが記帳したら、受付の人が私に「ご主人も是非に」だと!オイオイ〜ッ(苦笑)。