航空公園の桜_

所沢航空記念公園のお花見は月刊「広場」の有志たち。ご夫妻参加が一組あっての8人です。
咲き具合はおとといの稲荷山公園と同じようなものだったが、晴天で陽射しは暖かく、背中ポカポカいい気持ち。家族連れはもちろん、賑やかに抽選会やったり、三味線演奏に唄い舞い踊るグループなどもあって、やっと「お花見」が始まったのかなと(笑)。
昼から四時半ごろまでのんびりと歓談。話題はやはりマンガ(特に手塚さん絡み)や絵画一般ですかね。
主宰の「印刷機が壊れちゃった」という報告には同情しきり。修理にはかなりの出費となりそうとかで、これは会員も何らかの支援(カンパ等)を考えなくてはいかんかとも…同人雑誌なんですから、独り背負うこともないですぞ。
さて、昨日のお花見で、ちょっと面白いことがありました。
後片付けを終えての帰りがけ、すぐそばの若者グループの敷物の端に、マンガ原稿のコピーをファイルしたものが置いてあるのを、一人が目ざとく発見!
「なに、これ?」
「あ、これ私たちの仲間が少年ジャンプに応募した原稿なんです。今ちょっと席外してるけど」
「え〜?!」
マンガに一家言持つおじさんたちはビックリです。
見せてもらうと、パラパラと繰る限りはなかなかのモノ(こりゃプロ指向だな、と)。
そこからは質問攻め。若者たちも、妙に食いつくおじさんたちには
「この人たちこそ何?」ってなもんでしょうけど。
そこへ描いた本人が戻ってきたので、さらに詳しく問い詰める(笑)。
すると、なんと!新人マンガ賞に入選して、この夏には増刊号に掲載が決まったとか、そりゃ凄い凄い!
父親がアニメの演出やってますって言葉に、さらにビックリ!
そうなってはこちらもご挨拶せねば!
「実は私もアニメの世界にいて、今はマンガ描いてる人間。
あなたもこの先、いろいろ厳しい道だと思うけど、目標に向かって頑張ってください」
…的なことを言ってお別れした。
眩しいくらいに若い、マンガに大きな夢を抱く彼は、我が娘の出身高校の後輩でもありました。その高校の美術部OBのお花見会だったのです。
──宴の最後がやけに盛り上がったという、顛末。

右奥の人たちが「広場」組です。