YouTubeの続き

YouTubeで過去の自分に再会したと書いたが、海外吹き替え版など、も少し詳しく記しておこう。
ヘラルド・MBS・タック製作の『まんが偉人物語』('76~77)というのがあって、古今東西の偉人と称される人物を、コンパクトに紹介するアニメ番組だったのだが…
これが中国語バージョンで観ることが出来るのですねぇ!!!
タイトルは『名人的故事』46週分、全92話を網羅。
北斎、広重が中国語を喋ってるし(笑)。
私も自作分はDVDに落として持っているが、今になって全作品の映像が再見可能とは実に嬉しい♫
いろんな作家さんに担当してもらったから、それこそ百花繚乱・千変万化のアニメ表現が展開されてます。
瑞鷹・フジテレビ製作の『森のトントたち』('84~85)はサンタクロースと小人たちのお話だが、『Noeli』ってタイトルで。
クリスマスって意味かな?
エピソードによって、スペイン語だったりドイツ語だったりして、どこでどう吹き替えたのか不明…
舞台はフィンランドだからヨーロッパでの放送、もしくはビデオ販売なんだろうけど、日本製のアニメだとは思われてないことでしょう。
エンディングで私の名前の一がKAZUでなくICHIとなってるのはご愛嬌。
コロムビア(米)配給・ディック製作の『ザ・リアル・ゴーストバスターズ』('86~)、私の役割はアニメーションディレクター。
LAのスタジオでストーリーボード(絵コンテ)やキャラクターデザインのチェックをしていた。
作画・撮影作業は日本だから、間に立ってしんどかった思い出が。
当時にリモートがあれば便利だったろうに…
これはそもそもが英語版だから、むしろ日本語吹替版が観たいよね。
かなりの話数がUPされているが、主題歌が実に楽しくてさ♫
講談社・C&D・テレビ東京製作の『ホワッツ・マイケル』('88~89)は『俏皮猫(かわいい猫)』として中国語バージョンがあります。
何本かUPされていて、特に「マイケル音頭」って盆踊りアニメがメッチャ面白い♫
山瀬まみちゃんの可愛い歌声、吹き替えはナシ(笑)。
ヘラルド・タツノコ製作で映画『あしながおじさん』('79)てのを作ったのだが、日生ファミリースペシャル枠でTV放送もされた。
これも英語吹き替え版『DADDY LONG LEGS-THE MOVIE』がUPされていて、全編が視聴可能だ。
ヘラルドは角川に吸収されてしまったんで、権利関係はどうなってるのかな…
タツノコは自分のYouTubeチャンネルを持っていて旧作をUPしたりもしてるけど、この作品は<無い>ことになってるようですよ。
あまりにも他社のカラー的な仕上がりだから納得です(お詫びしたいほどで…)。
タツノコ関連じゃ『アニメ親子劇場』『トンデラハウスの大冒険』『パソコントラベル探偵団』('81~83)のいわゆる聖書三部作がある。
これ、もともとCBN(米)が英語版制作を目的としていたので、OPやED以外にも本編の英語バージョンが散見されます。
面白いのは映像の裏焼きがあったこと。本のめくりが逆だからでしょうかね(笑)。
あと、NHKの『パラソルヘンべえ』('89~91)とか、同BS2の『ゴールFH』('94)なんてのは海外版(韓国?中国?)があるような無いような…
いくつかUPされているようだが、詳細にはチェックせずで。
ところで、海外版じゃないけど、『まんが日本昔ばなし』('75~94)は、けっこうYouTubeにありますよねぇ…
遠藤憲一さんの「それ、違法だから!」ってやつでしょうに。
削除⇔UPのいたちごっこなのでしょうか。
幻(?)の『まんが子供文庫』('78~79)とか、私も自作をUPしたいのはやまやまなれど…って、オイオイ!!!