え?来週は_

私の「馬方とタヌキ」だって!次週予告に見覚えの有る子ダヌキが出てきたんでびっくりした。
おいおい、今更そんなもの流さなくたっていいだろよ。もっと他に適当なものが…。この話はビデオにもなってるし、元ネタはむしろ「落語(権兵衛狸)」だよ。作りながらも今ひとつ「なんだかなぁ(これが昔ばなし?)」と思っていた。当時から私は落語が大好きで、たまに高座の真似事もしていたからお鉢が回ってきたんだけどね。
落語好きといえば、亜細亜堂芝山努さんもかつては「アニメーターになるか、落語家になるか」悩んだそうだ。花川戸出身という粋な人だから、さもありなん。私はこの後、好きが高じて「俳協落語研究会」の「落狂寄席」に参加してしまう。これは玄人はだしの落語好きな役者さん達の会で、師匠は人間国宝、故柳家小さんの弟子の柳家さん助。真打は増岡弘田中信夫京田尚子小澤幹雄といったベテラン声優(俳優)さんたち。今TVレポーターやってる井口成人さんも仲間。増岡さんからの誘いがきっかけで「筋がいいよ」とおだてられ、何回か渋谷の「東邦生命ホール」での高座にも昇った。着物も仕立てて、すっかりその気になって…前座の名前は「あにめ家コンテ」(なんてベタな!・笑)。演目は「饅頭こわい」「出来心」「道具屋」「浮世根問」「頭山」。大勢のお客さんを前に「え〜、毎度馬鹿馬鹿しいお笑いを」って、今思い出してもよくやれたよ!。録音テープやビデオも残ってるんだよね(封印してるけど)。他にも公民館、図書館、お寺、蕎麦屋、喫茶店…教会でもやったな。出演料も頂戴して(図々しい!)。しまいにゃLAでも英語に訳して「一分線香即席噺」を披露。「Hey! will you check, whether the beans are cooked or not?」なんて。あ、脱線もいいところだ!。
「昔ばなし」だった。「馬方とタヌキ」この話、最初は「馬喰(ばくろう)と狸」というタイトルで作り始めた。「馬方」に変わったのは「馬喰」では馴染みが無いということか?…同じ様なもんだけどね。キャラクター表はまた後日にご紹介しましょう。
さっき番組HPを覗いたら、もう一本は堀口さんの「にんじんとごぼうとだいこん」。それと私の名前が「雅和」になっていた。とうとう私にも被害到来だ(笑)。MBSはスタッフ名をちょくちょく間違えますねぇ。いったいどんな資料を基にしているんでしょうか?