簡単に。_

今週の「まんが日本昔ばなし」は二つとも動物が可哀想なお話でした。「狸の手習い」もちょっと救われない…まぁ、全てがめでたしめでたしで終わるわけもない。不条理も有るのが民話ですから。来週の「かしき長者」はたしか幸運話じゃなかったかと…。
それにしても「花咲か爺さん」の方は良く動いてましたね。もともと作画の上口さんは東映動画(劇場用作品)の出身で、たっぷり枚数を使う仕事を経験してきています。ましてや、この時はタックの長編アニメ「ジャックと豆の木」が終わったばかりの頃だったから、その余韻も有ってのことか、けっこう贅沢しています。社内の原画としての余裕でしょう。個人で請ける仕事じゃ、どうしたって経済効率考えちゃうから、ここまで動かせない。当時の基本の2000枚は軽くオーバーしてる筈です。
こういったアニメーションを見ると、私も一アニメーターに戻ってキャラクターを思う存分動かしたいな!なんて欲求が頭をもたげる。今日の昼にも、20年も前にロスで購入したワーナーのビデオ「バックスバニー」「ダフィーダック」なんてのをモニターに流してたせいもあるな、こりゃ(例のDVD化)。