「いろは」と「夏」_

『いろは』と『夏』

昨夜の書道教室、生徒のお一人が一字書に挑戦とかで、半切に「竹」と「花」をば書いてきた。
半切に縦に一文字、なかなか面白い。さらにその生徒さん、使った大筆と使い残しの墨液(薄めたもの)を持ち込んできています。先生にお手本を書いていただこうという魂胆だ(笑)。
逆に先生からの提言、「じゃあ、今日はこれを使って皆さんも何か書いてみましょう!」。
飛び散りに備えて床に新聞紙を広げたりと、準備も大変です。
先ずは先生が力強い筆致で「竹」と、紙を横に使って「無」を書かれた。全員、筆の運びを刮目、そして上がる歓声「おお〜〜ッ」。
「さぁ、それぞれ好きな字を書いてみよう!」。
しかし、毛の長さが20センチほどもある大筆はほぼ全員が未体験ゾーンです(私の所持も13センチが最大)。皆さん尻込み。
「ひぐちさん、次、書いて」と先生、「えッ?」。
ご指名ならば仕方が無いと、この際、妙な遠慮はやめて、衆人環視の中、エイヤッと書いたのが「夏」。墨のいたずらか、女性の立ち姿(見返り?)に見えなくも無い。他人(ひと)様の前で書くなんて初めての経験でしたが、いやぁ、何とかなるもんだ(クソ度胸・笑)。先生曰く「おや、作品が出来ちゃいましたね」(のせ上手)。うーん、じゃぁこれ「文化祭」用にしちゃおうかしら…。
ここ数ヶ月、半紙に仮名ばかり書いてたから、久々の漢字一文字には正直ドキドキだった。でも、大筆で一気の<出たとこ勝負>ってのは、実に気ッ持ち良かぁ〜〜ッ!
当の生徒さん(改めて「竹」を書かれた)以外は、皆さん結局どなたも書かずで、最後に先生が全紙(半切2枚分)を拡げて大きく「花」を書かれて締めとされました。パチパチパチ。
帰宅後、良い気分ついでに、冷やしてあった頂戴ものの季節限定「金寶自然酒しぼり生」を開栓。そして呑む。ムチャうまー!!!多謝也、多謝也。