この6月(私が日本漫画家協会に入会した時)に、受け取った会報「JCA通信」193号(6.6発行)の末尾の「新会員のプロフィール」という欄に勝又進さんが載っています。
あの時「へぇ、こんな著名な人が、何でいまさらの入会?とっくに入ってたって…」と、ちょっと不思議な感じを受けたのを思い出した。あとで、前年度に漫画家協会賞の大賞を受賞していたことを知って、ははぁ、それで入会を勧誘(強要?)されてたんだなきっと、なんて勝手に納得したものです(実際は知りませんが・笑)。
ガロでの4コママンガは記憶にあるし、あの、どこか肩の力が抜けたというか、独特の飄々とした画風はうらやましいくらいに、いい味を出してます。
「自分の作品が韓国で翻訳出版されたのを機に、今は韓国のマンガを直接読もうと韓国語に挑戦しています」って。まだまだ意欲十分の63歳、突然の訃報に、いったい何が?と思ってしまいましたが、ご病気とは…実に残念です。協会も、ようやっと手に入れたこの有力会員を逸してさぞショックなことでしょう。…ご冥福をお祈りします。