「イエス・キリストのたとえばなし」_

「金持ちとラザロ」

「金持ちとラザロ」(ルカの福音書16章19−31節)
毎日を美食三昧で過ごす金持ちの家の門前で、ラザロという全身おできの貧乏人が寝ていて、金持ちの食卓から落ちるもので腹を満たしたいと思っていた。
この貧乏人が死に、彼は御使いたちによってアブラハムの懐に連れて行かれた。
金持ちも死んで葬られた。金持ちが死後の世界で苦しんでいると、はるか彼方にそのアブラハムとラザロが見えた。
金持ちは「アブラハムさま、自分をあわれんでくれ〜」と叫ぶが、アブラハムは「おまえは生きている間、良い物を受け、ラザロは悪い物を受けていた。しかし、今ここで彼は慰められ、おまえは苦しみもだえている。私たちとおまえたちの間には大きな淵がある。」と答えた。
「ならば、ラザロを遣わして、せめて弟たちに、私のような苦しみを受けないように忠告を…」
「教えに耳を傾けない者は、たとえ誰かが死人の中から生き返っても聞き入れはしない」
この話、たとえばなしではないという説もあるようですが…要は、死んでから助けてくれといっても手遅れだよ、ということのようです。
これで全14篇の紹介終了。お付き合いありがとうございました(笑)。
この「イエス・キリストのたとえばなし」という本、そろそろ製本が終わるそうで、来週には私の手元に見本が届くことでしょう。GWには書店に配本?
今回、扉絵を紹介しつつ、15年ばかり前に、楽しんでペン入れしていたことを思い出していた。それに比べて、今のペン入れの苦しみようはどうだ…うーむ。
キリスト教系の新聞社から(いのちのことば社経由で)取材依頼。なんだか重なるなぁ…ご足労願えるならば。
講談社より「マンガ聖書物語」<旧約篇><新約篇>再刷の通知到着。共に同じ部数也。