引退って???

水島新司さん引退表明」って記事にビックリ。
え~、マンガ家に引退ってあるんだ~!ってね。
ま、商業的な場ではもう描かないよってことかもしれないけど…
ペンを握らない筈はない!と思いたい。
私、中学生の頃に水島さんのマンガが大好きでした。
まだ、少年雑誌に進出する前の貸本劇画、大阪の日の丸文庫「影」などに短編を描いてた時代です。
もう60年も前のことになりますね。
「現役生活63年の幕を閉じる」っていう宣言ですから、まだ先生がデビュー2、3年の頃かな?
当時中学生の私は日の丸文庫宛に先生のマンガの感想を送ったのです。
ハードボイルド、リアルタッチな劇画とは一線を画す、先生のペーソス、ユーモアたっぷりな作風が好きでねぇ!
そのマンガの題名は「筆の武やん」
風変わりな書道家が主人公のマンガでした。
日の丸文庫/水島新司「筆の武やん」 (mandarake.co.jp)

今となれば、どんな事を書いたのかは覚えてないけどね。
が、なんとなんと!!!
しばらくして、先生から直筆のお返事(便箋数枚の)が届いたんだよね~♬
「お手紙ありがとう」って!
まだ20歳か21歳の頃でしょ、中学生のガキ相手になんて優しい兄貴だ!
大感激で何度も何度も読み返していた記憶があります。
これをきっかけに、いつか自分もマンガ家にって夢を抱いたのかもしれませんね(恩人?)。
しかし「筆の武やん」って、今、私が書道家を気取ってるのにも通じるか(笑)。
その肝心の手紙、手元にあったら宝物なんだけど…なぁ。
亡父故郷の廃屋のどこにあるのやら、マボロシ~~~ッ!!!